
可変マグネトロン対向スパッタとは?
一般的なマグネトロンスパッタのターゲットを水平に対向させて配置させることで、低ダメージ&高速スパッタを可能にした対向スパッタ装置です。
さらに、ターゲットの中心のマグネットを移動させることで、放電状態を変化。
ターゲット材料に最適な磁場環境を作り出すことができます。
左の項目をクリックすると こちらに説明が表示されます。 |
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基本構成
チャンバーサイズ(容量): |
H300×W300×L250 mm (22.5L) |
排気ポンプ: |
TMP 50L/s + SP 50L/min |
ASP: |
コンダクタンスバルブ+バラトロン(13.3 Pa) |
マスフローコントローラ: | O2 (1sccm)×1 Ar (50sccm)×1 |
DC電源: | 1KW×1 |
RF電源: | 1KW 13.56MHz×1 オートマッチング |
装置サイズ: | 幅850 mm 高さ1000 mm 奥行650 mm |
マグネトロンソース
ターゲットサイズ: | 3インチ(75 mm) |
マグネット材質: | ネオジム |
冷却水: | 流量 0.5~1L/min |
シールドギャップ: | 1.0 mm以下 (Alシールド) |
マグネット可動距離: | 50 mm(左右別駆動) |
試料作成
スパッタ圧力: | 7.0 x 10-1Pa(5 x 10-3Torr)前後 |
標準堆積速度・膜厚・処理時間: | ~100nm/min・100~200nm・1~4min |
基板温度: | 80℃以下 |
基板: | □25 mm×4 |
基板ホルダー: | □50 mm |
制御&ソフト
PCコントロール: |
PLC+PC, レシピ機能, dataロギング機能, RF・DC |
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ターゲットの奥にある磁石のうち、 中央の磁石が可動します。 そうすることで、ターゲットの磁場状態が変化し、 最適な磁場状態を得ることができます。 ![]() |
可変マグネトロン対向スパッタの今後として、
下記の用途・材料に応用を検討中です。
ソフトウェア開発:有限会社テックウェア
研究開発:株式会社コスモ・サイエンス 開発チーム
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